これを電流で殺す照明もあるのだが、死んだ虫は重力に従って真下へ落ちる。そこに食べ物を乗せた皿などがあれば、衛生上の問題が発生する。
そうしたことを解決するのが「Cleanrth FlyLight(以下FlyLight)」という製品だ。
・内蔵ファンで蝿を吸引
FlyLightの各部品は3Dプリンターで製造されている電球だ。
だが、その内部にはファンが取り付けられている。これは吸い込み専用であるが、何とファンを使って電球の周囲に集まる虫を吸い取ってしまおうという仕組みだ。
そんなことができるのか、とも思ってしまう。実証動画ではその様子が確認できる。蝿をたくさん入れたケースの中にFlyLightを設置し、一晩様子を見るというものだ。翌朝、蝿は確かに姿を消している。
FlyLightの内蔵ファンに吸い込まれた虫の死骸は、本体側面の口から出すことができる。鳥肌が立つほどの大量の蝿が出てくる様子まで、動画に収録されている。この部分は閲覧注意だ。
ファンが出す騒音は、わずか35デシベル。これは換気扇の音を大きく下回る。一般的なソケットに設置できるため、家の様々な場所にこれを取り付けることができる。
・20ドルからのプレオーダー
優れた機能の製品ではあるが、クラウドファンディング「Kickstarter」では思ったほどの資金調達の伸びを見せていないのが残念だ。
FlyLightは現在、20ドル(約2100円)からの出資枠を設けている。日本への配送も可能で、その場合は21ドル(約2200円)の手数料上乗せで対応する。
Kickstarter