・楽しみながらリハビリ!
開発したのは韓国に本拠を構えるスタートアップNEOFECT。その名も「RAPAEL Smart Glove」だ。このスマートグローブの最大の売りは、つらいリハビリを、楽しいゲームに変えた点だろう。仕組みは簡単。リハビリの必要な手にグローブを取り付け、Bluetooth経由でPCやタブレットにつなげるだけ。メニューにはピンポンや釣りなど、麻痺した手の動きを再生する40種類以上におよぶゲームが用意されている。
・AIが自動的に提案も
本体は人間工学に基づいたデザインで、手に取り付けても違和感なくなめらかだ。重さもわずか132グラムと軽量。また、専用のアプリと連携することで、内蔵のセンサー経由で患部の状況の詳細なデータも取得することができる。ユーザーはプレイするゲームを自分で選ぶこともできるが、取得されたデータをもとに、今の患部の状態に合わせて最適なレベルのゲームを、AIから自動的に選んでもらうことも可能だ。
苦しいものだったリハビリを、楽しみながら乗り切れるプロセスに変えたこのデバイス。医療とテクノロジーの融合という最先端のトピックは、今後ますます盛り上がりそうだ。
RAPAEL Smart Glove for Hand Rehab