そのポルシェが4月1日、電気駆動システム搭載コンセプト「Mission E」のラインナップにトラクターを加えると発表した。これはエイプリルフールにちなんだポルシェの洗練された嘘なのだが、トラクターのイメージそのものがかなり完成度が高く魅力的だ。
・実際トラクターを製造していた
ポルシェがトラクターの製造を手がけていたという事実はあまり知られていない。しかし、知っている人の中には、タイトルだけ見て真面目に受け取った人もいたかもしれない。
ただ、プレスリリースをよく読むと、「ポルシェはこの電気トラックで、さらなるオフロードを目指します」などと茶目っ気が。最新デジタル接続性と急速充電を搭載するとしていて、「こんなハイテクなトラクター、誰が乗るの?」と思わせる。
・農家向け専用アプリも
さらには、専用アプリ「FastFarm」も用意し、これを使うことで農家が衛星からリアルタイムに気象情報を入手することができるとしている。アプリ内には農家フォーラムも設ける、という力の入れようだ。
これはあくまでも“お遊び”発表で、プレスリリースの最後は「エイプリルフールに合わせたもので、もちろん電気トラクターはつくられません」と締めくくっている。
常に最高級のものを追求し、職人気質をうかがわせるポルシェだけに、今回の“お茶目な嘘”は意外だが、こうした遊び心からいいアイデアが生まれるのかもしれない。
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