飼い主が利用するには、まずサインアップしてからペットの写真をシステムにアップロードする。するとPiPがペットの顔の特徴をとらえ、データはデータベースに保存される。もしペットが迷子になってしまった場合、飼い主から連絡を受けたPiPは地域の関係部署やレスキュー機関、獣医に連絡をとり、ソーシャルメディアでも迷子情報を出す。そして保護されたペットがいる場合、捜索願が出ている個体かどうかを調べることになるが、同社によると認証できる確率は98%。種類やサイズ、体重、性別、色などの情報を加えればほぼ100%確定できるという。
ペットの迷子対策としては、IDタグや埋め込み型マイクロチップなどがある。しかしそうしたものを、保護した人や動物病院がすべて読み取れるわけではない。身元を確認できない場合、多くの迷子はシェルターに送られ、安楽死させられることもままある。そうした悲しい結末を減らそうと、このPiPは開発された。創設者は「大事な“家族”が一刻も早く家に帰れるようにするシステム」と話す。
利用料は月額1.49ドルを予定し、うち2%はペット救援基金に寄付するとしている。
PiP