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Start Up ペットの迷子対策にも生体認証 犬や猫の顔を読み取って照会するアプリ「PiP」

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ペットの迷子対策にも生体認証 犬や猫の顔を読み取って照会するアプリ「PiP」

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PiP指紋や声、虹彩で個人を特定する生体認証の技術は主にセキュリティや支払い機能などに使われているが、この技術を迷子のペット探しにも応用しようという試みが米国にある。迷子の犬や猫の顔をスマートフォンでとらえてデータベースに照会すると、ヒットした場合、登録している飼い主に連絡をとれるというアプリ「PiP」だ。このアプリをリリースするために、現在資金調達サイト「Indiegogo」で10万ドルを目標にしたキャンペーンが展開されている。

飼い主が利用するには、まずサインアップしてからペットの写真をシステムにアップロードする。するとPiPがペットの顔の特徴をとらえ、データはデータベースに保存される。もしペットが迷子になってしまった場合、飼い主から連絡を受けたPiPは地域の関係部署やレスキュー機関、獣医に連絡をとり、ソーシャルメディアでも迷子情報を出す。そして保護されたペットがいる場合、捜索願が出ている個体かどうかを調べることになるが、同社によると認証できる確率は98%。種類やサイズ、体重、性別、色などの情報を加えればほぼ100%確定できるという。

ペットの迷子対策としては、IDタグや埋め込み型マイクロチップなどがある。しかしそうしたものを、保護した人や動物病院がすべて読み取れるわけではない。身元を確認できない場合、多くの迷子はシェルターに送られ、安楽死させられることもままある。そうした悲しい結末を減らそうと、このPiPは開発された。創設者は「大事な“家族”が一刻も早く家に帰れるようにするシステム」と話す。

利用料は月額1.49ドルを予定し、うち2%はペット救援基金に寄付するとしている。

PiP

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