LiDARシステムで安全運転をサポートし、わずか3秒たらずで時速60マイル(約96キロ)に到達する性能をもつなど、大手メーカーが手がけるものに引けを取らない仕上がりとなっている。
年内にプレオーダーの受け付けを開始し、2019年の発売を見込む。
・中国Sokonの子会社
多くの読者がSF Motorsの名を初めて聞くのではないだろうか。それもそのはず、数年前に設立されたばかりの新会社で、SF 5とSF 7が初の製品となる。
SF Motorsはサンフランシスコに本社を置くものの、実は中国の自動車メーカーSokonの子会社。Sokonは中国ではバンやトラックなどを手がけていて、電気自動車は初となる。
・エンジンは1000馬力!
今回発表されたSF 5は中型サイズのクロスオーバーで、SF 7がフルサイズのクロスオーバー。どちらもエンジン出力は1000馬力とパワフルだ。
航続距離は約500キロメートルで、この数字を伸ばす次世代バッテリーも開発中とのこと。
・自動運転車も視野に
さらに、SF Motorsが視野に入れているのは自動運転技術の搭載だ。深層ニュートラルネットワークをベースとしたコンピュータービジョンやLiDARシステムをフル活用する。
すでにカルフォルニアとミシガン、そして中国でテストを始めているとのことで、2020年までの公道走行を目指すという。
最先端の技術を取り込むために、SF MotorsはTeslaの創業メンバーを幹部に迎えたり、米国のバッテリー開発会社を買収したり着々と進めている。電気自動車/自動運転車の開発競争は今後ますます激しくなりそうだ。
SF Motors