ひどくなると足を切断しなければならず、そうした事態を避けるには症状をいち早くキャッチすることが重要になる。そこで糖尿病患者が多い米国のスタートアップSirenが開発中なのが足の炎症を検知するスマートソックスだ。
・センサー埋め込みの繊維
このソックスには、Neurofabricと呼ばれる、マイクロセンサーが埋め込まれた繊維が使われている。センサーは人の目では確認できないほどの小ささで、ソックスは洗濯機で洗うこともできるとのこと。
しかし何の変哲のない外観でも、足裏6カ所の熱をモニターし、炎症のサインを感知するとアプリ(iOS、Android)にアラートを送って注意を促すという賢いソックスなのだ。アプリでは、温度の変化など履歴をチェックすることが可能となっている。
・6カ月ごとに取り替え
ソックスは6カ月ごとに新しいものにする必要があるため、定期購読制のスタイルをとる。月額料金19.95ドル(約2100円)を払うとタイミングを見計らって新しいソックスが送られて来る仕組みだ。
サービスは米国限定。米国では毎年10万人ほどが糖尿病により足切断を余儀なくされているとのことで、Sirenはその数を減らすのに貢献してくれそうだ。
Siren