気づかないうちに筋肉や関節を思う以上に使うからだが、この負担を軽減するのに役立つロボットスーツが間もなく登場する。米国のRoam Roboticsが開発中の外骨格システム「Ski Exoskeleton」だ。
・アプリでアシスト設定
スーツと言っても、膝や腿など下半身を部分的に覆うパーツで、センサーを搭載し、ひざのあたりには空気で調整されるトルクがくる。
このスーツを、バッテリーが入ったバックパックとケーブルでつなげ、専用のアプリでアシストの程度などを設定して使うという仕組みだ。
・滑りを瞬時に分析
こう書くとシンプルな補助道具のように思えるが、実際はどれくらいの強度でサポートするか、その場の状況に応じて判断する高度なソフトウェアが搭載されている。
たとえば、滑降するとき、ターンの角度や力の入れ具合などを瞬時に分析し、足に負担がかからないように適切にサポートする。これにより、長い距離を楽に滑ったり、シャープなターンに挑戦したりといったことが可能になるという。
Ski Exoskeletonはまだプロトタイプの段階だが、このほどサイトで予約の受け付けを開始した。数量限定ながら99ドル(約1万円)となっている。予定小売価格は2000〜2500ドル(約21〜27万円)で、2019年1月発売を見込んでいる。
スノーボードでも使えるということなので、スキーヤー、スノーボーダーは来シーズンに向けてチェックしてみてはいかが。
Roam Robotics