20Hz以下の人が気づかない低周波数の音からイベントを検出するのは、Rapsberry Piを利用したホームモニターだ。
低周波からさまざまなイベントを検出する「RASPBERRY BOOM」をご紹介していく。
・低周波をもとに気象イベントや人工物によるイベントを検出
RASPBERRY BOOMが検出しようとしている項目は多岐にわたる。
強風や雷、高波といった気象イベント、エアコンや交通といった身近な環境状況、火山の噴火や地震といった自然災害、ロケットや核実験など人工物によるイベント、そしてそれ以外の予想外のイベント、たとえばエイリアンによるファーストコンタクトなどなどだ。
これらを検出するために、ネットワークに接続されたデバイスから低周波のパターンが登録される。
たとえば火山の周辺に住んでいる人のRASPBERRY BOOMが噴火を検出するなど、世界中のどこかでいままでにない低周波が登録されれば、あなたのRASPBERRY BOOMが同じパターンの周波数を検出したときにその正体がなにか判別できることになる。
未知の現象についてどの程度の精度で検出が可能かは不明だが、すでに独自の地震監視網が実験的に稼働しているようで、RASPBERRY BOOMの潜在能力に期待できるのではないか。
・オンラインマップで世界中の気象イベントがわかる
RASPBERRY BOOMの楽しみ方は、自身の持っているデバイスで周りのイベントを検出するだけにとどまらない。
世界中のRASPBERRY BOOMからの情報はオンラインマップで参照することができるので、地球規模で何が起こているかをリアルタイムで把握できるのだ。
オンラインマップを確認するのにはAndroidスマホ向けアプリが使える。RASPBERRY BOOMのネットワークには日々新しいデバイスが接続され、RASPBERRY BOOMをつなげたときから、あなたも地球監視コミュニティの一員となるだろう。
Rapsberry Piをすでにお持ちでソフトやガワはDIYで…とう方には、ブームボードとセンサーのキットが179ドル(約1万9000円)から、Rapsberry Pi以外の一式が揃ったキットが219ドル(約2万3000円)からの支援で手に入れられる。気になった方はKickstarterのページから詳細をご確認いただきたい。
RASPBERRY BOOM/Kickstarter