ジャガーの多目的スポーツ車「I-PACE」にWaymoの技術を搭載し、無人運転タクシーサービスを展開する。今年後半に公道テストを開始し、数年以内に2万台を投入する計画だ。
・1日100万回の利用想定
I-PACEはジャガーの初の完全電気自動車SUVモデル。ジュネーブモーターショーで発表され、日本でも予約の受け付けが始まっている。
このI-PACEに、Waymoの自動運転技術を組み合わせ、無人タクシーを展開する。2万台の投入で、1日に100万回の利用を想定している。
Waymoはこれまでに2018年の無人タクシー事業開始を明言しているが、まずは米国アリゾナ州のフェニックスでエリアを限定しての開始となりそうだ。
・欧州進出の足がかりに?
フェニックスでの導入後、米国内のどの都市で展開していく計画かはまだ明らかにされていない。
一方で、Waymoにとって今回ジャガーとの提携は欧州進出の足がかりになるという大きな意味を持つ。米国でのサービス開始後ほどなくして欧州マーケットでも展開、ということも考えられなくはなさそうだ。
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