このほど、国際貨物大手のFedExは20台を発注したと発表した。運輸業界を中心に、電気トラックを導入する取り組みが鮮明化している。
・運輸業界に変革
セミは電気で走るので環境に優しく、燃料代がかからない。しかもメンテが簡単になるなど、コストパフォーマンスがいいことから、運輸会社などにとっては大きなメリットがある。
しかも自動緊急ブレーキを備え、センサーやカメラによる障害物検知機能など安全装備でも優れていて、運輸業界に変革をもたらすとされている。
・最大はUPSの125台
Teslaは2019年からセミを本格生産・出荷する予定で、現在プレオーダーを受け付けている。これまでの最大受注は運送会社UPSからの125台。運輸・貨物業界ではDHLも10台発注している。
食品業界もセミに熱視線を送っている。清涼飲料水会社ペプシコは100台、ビール会社アンハイザー・ブッシュは40台を発注した。
チェーン展開するスーパーマーケット業界では、カナダのLablawがセミ発表後いち早く15台を注文。またWalmartも同じく15台をオーダーしている。
気になるのがセミの開発・生産体制だが、先日長距離輸送テストを行うなど、これまでのところ順調にいっているようだ。来年の正式発売後はEVトラック導入の流れがさらに増すこと必至だろう。
FedEx News Release
Tesla