これはいわゆる水滴型か葉巻型のものが大半だが、ここで取り上げる「AquaJet H2」は極めて独創的な外見である。
だが同時に、合理的な設計とも言える。
・エイの形の水中スクーター
魚のエイを想像していただきたい。
AquaJet H2は、まさにそのエイの姿をしている。
速度は3km、6km、9kmの3段階設定になっていて、最大100分の航行が可能。操作機構は両側の羽根にそれぞれ設置されている。
ちなみに、最大潜行深度は18m。一度体験してみれば分かるが、18mはかなり深い。慣れないと死の恐怖すら感じるほどだ。
今年のCESにも出展されていたこのAquaJet H2だが、逆に従来の水中スクーターがなぜエイ型ではなかったのかとふと考えてしまう。飛行機にも似たあの形にすれば、より機動性の高い水中スクーターになることは明白だ。
エイ型にしたら、収納にかさばるという問題もあるのかもしれない。しかしAquaJet H2の場合は分解して専用ケースに収めることができるため、収納に余分なスペースを取ることもない。
・日本の夏休みに間に合うか
いざという時は海面に向けて浮き上がるシステムも備えているため、安全性も高いAquaJet H2。
クラウドファンディング「Kicksterter」で、739ドル(約7万7600円)からの出資を募っている。なお、配送は7月。クラウドファンディングだから予定通りに事が進むとは限らないが、順調に行けば日本のバカンスシーズンに間に合う日程だ。
Kickstarter