ロシアのスタートアップ「Intersoft Eurasia」が、福島原発の惨事を機に開発した。原発周辺に住んでいる人、原発で働く人の利用を想定しており、主なターゲットは日本だ。そして原発が多数ある米国とヨーロッパの市場も視野に入れていて、この秋から生産を開始する。このほどプレオーダーの受け付けを始め、宣伝をほとんどしていないにもかかわらず申し込みはすでに1300件超という。
DO-RAはライターほどの大きさで、センサーを搭載している。端末のヘッドフォンジャックに挿してアプリを起動させると、放射線レベルの測定値が表示される。放射計モードでは4秒ごとに放射線量を測定し、線量計モードにすると測定していた間の被爆量を表示、さらには年間被爆量も予測してくれる。もしかなりの値が計測されたらユーザーに許容範囲を超えた数値であることを知らせてくれる。
小売価格は150ドルを予定している。他社から出ている同様の放射線測定器の250−400ドルに比べると入手しやすい設定となっている。
Intersoft Eurasia