2017年夏に韓国で初めて登場し、現在はソウルと釜山のほか、中国・上海に設置されている。ヨーロッパでの導入は初となる。
・シャープな4K映像
ディスプレイの大きさは縦5.4×幅10.3メートル。LEDが採用され、解像度は4096×2160ピクセルと、鮮明でシャープな4K映像を楽しめる。
スクリーンの最大輝度は146fL(フートランバート)あり、これは既存の14 fLの10倍以上。2Dでも3Dでもリアルな映像を楽しめるという。
・投射スペースいらず
映像の品質に加え、このディスプレイは従来の映写機方式ではなく、スクリーンのLEDで直接映像を映すという点でも斬新だ。
今回LEDディスプレイを導入した映画館Arena Cinemasのオーナーは「プロジェクタースペースが不要になり、そこに客席を設けられる」とコメントしている。
・世界中で導入進む?
最近はテレビやPC、スマホといったデバイスでも高画質を楽しめるようになり、コンシューマーの“目”は肥えてきている。今回のLEDスクリーンはそうした人を喜ばせるものとなる。
一方で、映画館経営側にとってもスペースの効率利用ができ、世界中の映画館でこの新ディスプレイを導入する動きが出てきてもおかしくなさそうだ。
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