「Locket」では、ロック画面を広告スペースとして活用し、スマートフォンユーザーが自分のロック画面を“売り出す”ことができるAndroidアプリ。仕組みはこうだ。ユーザーのロック画面には、ブランドのお知らせ、キャンペーン案内、映画予告など、企業の広告が送られてくる。この広告は、ユーザーの位置情報やソーシャルメディアのデータ、これまでの広告閲覧履歴をもとに、ターゲット配信される。
スマートフォンのロック画面を右にスワイプするとロックが解除され、ホーム画面に移動する。また、左にスワイプすると、直接広告の詳細にアクセスできる。このとき、どちらにスワイプしたとしても、ユーザーには0.01ドルの報酬が支払われる。ほんのわずかな金額ではあるものの、通例1日50~100回ほどスマートフォンをチェックすることを考えてみれば、ただ何気なくおこなっていた動作に、収益が伴うというのはありがたいことだろう。ただし、報酬金額は無制限ではなく、“1時間あたり0.03ドルまで”という上限が設けられている。
これらの貯まった金額は換金したり、ギフトカードに交換したり、チャリティ団体に寄付することができる。「Locket」では現在のところ、宅配ピザのDomino's Pizza、百貨店大手のSearsなど、8つのブランドとタイアップしているが、サービス品質が悪いブランドなどとは提携しない方針だという。
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