そんななか、マスク氏が新たに歩行者やサイクリストを優先して専用の乗り物でトンネル内を運ぶというビジョンをTwitterで発表した。
・時速200キロ超で移動
ツイートされたコンセプト動画を観ると、専用のポッドに歩行者や自転車利用者が乗り込むとそのまま垂直に下がり、地下へと移動。そしてレーンに着くとポッドは自動で走り出し、徐々にスピードを上げていく。
トンネル内は他の車も走行しているが、その流れにうまく合流。ビデオではポッドは時速200キロメートル超で駆け抜ける。
・ステーションを1000カ所以上
マスク氏の説明によると、客がポッドを乗降する地上のステーションは車1台を駐車できるほどの広さがあれば十分で、こうしたステーションを1000カ所ほど設置することで気軽に利用できるとしている。いわば、トンネル内を高速で走る公共バスというイメージだ。
地下を活用すれば地上の混雑を緩和でき、電気自動車の利用で排出ガスも抑制できる。そして何と言っても、素早く移動できるという利便性がある。
夢のような交通システムだが、ロケットを安定して打ち上げるSpace X社を率いるマスク氏の手腕を考えると、あながち夢物語ではないのかもしれない。
Elon Musk/Twitter