これは、人工の歯の内部に加速度計やBluetooth接続機能などを内蔵した、特殊な小型のチップを埋め込んだもので、人工歯を装着したユーザーの口内の動きを計測する。食事で噛むとき、飲み物を飲むとき、話すとき、咳をするときなどの動きを感知し、どのような動作や活動がおこなわれているのかを測定。Wi-FiやBluetoothを通じて、歯科医に患者の計測データを送信するという仕組みだ。
このデータを有効活用し、歯科医は今後の処置法を考えたり、いつどれくらい歯を磨けばいいのか、患者ごとに異なる食習慣やかみ合わせのクセを見極めながら、的確なアドバイスができるようになりそうだ。現在のところ、未だ開発は初期段階にあり、プロトタイプの開発が完了している状況ではあるものの、開発チームによると検知の正確性は94%を誇っているという。
Sensor-Embedded Teeth