そのリゾートの運営元Squaw Valley Alpine Meadowsは、リゾート内に大規模蓄電池を設置し、2018年末から施設全てを再生可能エネルギーで運営すると発表した。
・電気の地産地消
現在、この計画は地元当局の認可待ちで、承認され次第、設置に取り掛かる。
計画では、送電業者Liberty Utilitiesがリゾート内の山腹に大規模な蓄電池を設置する。蓄電池はTesla社製を使う予定だ。
この蓄電池を中心にマイクログリッドを構築し、リゾート内の施設や周辺の商店に電力を供給するという仕組み。いわば、電気の“地産地消”となる。
・CO2排出を大幅抑制
Squaw Valleyではこれまでもライドシェアプログラムを導入したりプラスティック水ボトルの販売を取りやめたりと、環境に優しい取り組みを展開してきた。
そして今回は、再生可能エネルギーで電力を100%賄うという究極の策。これにより二酸化炭素排出量を1万3078トンから6682トンに減らすことができるという。
近年、地球温暖化による雪不足に苦しむスキー場が少なくない。そうした中でSquaw Valleyの取り組みは、「自分たちに何ができるか」を追求したもので、今後追随するリゾートが出てくるかもしれない。
Squaw Valley Alpine Meadows