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Start Up デポジット方式でテイクアウト用コーヒーカップのリユースを推進する「RECUP」

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デポジット方式でテイクアウト用コーヒーカップのリユースを推進する「RECUP」

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ドイツのミュンヘンで2016年に創設された「RECUP(リカップ)」は、デポジット方式によるテイクアウト用コーヒーカップのリユース推進プロジェクト。

これまでに、ミュンヘン、ベルリン、フランクフルトを含むドイツの主要都市を中心に、カフェやパン屋、ショップなど、573を超える店舗が、このプロジェクトに参加している。

・デポジット方式でテイクアウト用コーヒーカップのリユースを推進


「RECUP」では、専用カップとして、400ミリリットルの大サイズと300ミリリットルの小サイズの2パターンを製作。

再生可能プラスチックを素材とし、500回程度、再利用できるのが特徴だ。

ユーザーは、専用スマホアプリで、現在地周辺にある「RECUP」の参加店舗を検索し、コーヒーの代金に加え、専用カップのデポジットとして1ユーロ(約130円)支払うことによって、「RECUP」の専用カップでコーヒーをテイクアウトする仕組み。

使用済みの専用カップは、「RECUP」の参加店舗ならば、どこでも返却でき、返却時にデポジットの1ユーロ(約130円)が返金される。

・ドイツで広がる、使い捨てカップ抑制の動き


ドイツの環境保護団体「ドイツ環境支援協会(DUH)」によると、ドイツでは、1年間におよそ30億個の使い捨てカップが利用されており、その生産にかかわる資源の消費や温暖効果ガスの排出などが問題視されてきた。

デポジット方式によるテイクアウト用コーヒーカップのリユースは、環境保護の分野で先進的な取り組みをすすめるドイツ南西部の都市フライブルグでも、「Freiburg Cup」と呼ばれるイニシアチブとして推進されている。

とりわけ、「RECUP」は、地域を超えてテイクアウト用コーヒーカップのリユースを推進している点が秀逸だ。(文 松岡由希子)

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