その様子の写真を、CEOのイーロン・マスク氏がInstagramにアップした。
・積荷はバッテリーパック
初の試験走行は、Tesla社所有の施設間で実施。ネバダ州にあるリチウムイオン電池の工場「ギガファクトリー」から、カルフォルニアにある車生産工場までバッテリーパックを運ぶというものだ。
Semiは航続距離500マイル(約800キロメートル)と、300マイル(約480キロメートル)の2タイプが開発中だが、今回の試験走行には500マイルタイプが使用されたもよう。1回のフル充電で往復を走行したという。
・輸送コスト削減
Semiは電動、しかも自動運転機能を搭載している。電動だと環境と懐に優しく、自動運転により安全性が高まるのがセールスポイントだ。
価格は300マイルタイプが15万ドル(約1600万円)、500マイルタイプが18万ドル(約1900万円)とそれなりにするが、輸送コストの削減が見込まれることから運送会社などから事前注文が相次いでいる。
Teslaは2019年にもSemiの出荷を予定していて、今回の輸送テスト成功は順調な仕上がりを思わせる。自動運転のトラックをめぐってはUberなども開発を進めていて、今後は受注競争が展開されそうだ。
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