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空飛ぶ車、世界初の商業販売へ向け最終段階に

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空を飛び地上も走る車について、Techableでは先日、エアバスとアウディのプロジェクトPop.up.nextを紹介した。

同様の機能を持つ車の開発を手がける企業は世界にいくつかあるが、その中で商業販売一番乗りしそうなのがオランダのメーカーPAL-Vが手がける「Liberty Pioneer」と「Liberty Sport」だ。

すでに製品としてはほぼ完成している実物が、スイスで開かれたモーターショーで展示された。

・年内に納車?


PAL-V はLiberty Pioneer、Liberty Sport共に予約の受付を開始している。PAL-Vによると、欧州や米国の当局が定めた安全規制に適合しているとのことで、現在は最終的な認証取得を進めている段階という。

2017年に予約受付開始を発表した際、「納車は2018年末ごろ」としていたが、ほぼ予定通りのスケジュールとなりそうだ。

・パイロット免許必須


地上と空で使うという意味では、LibertyもPop.up.nextも同じだが、決定的な違いはPop.up.nextがモジュール式の自動運転なのに対し、Libertyは両機能を搭載し、ユーザー自身が運転操作をする。

つまり、車の運転免許がなければ道路を走らせることはできないし、空を飛ぶためにはパイロット免許が必要なのだ。

車の運転免許はまあいいとして、パイロット免許はややハードルが高い。しかし、この免許取得のための費用は、販売価格に含まれているとのこと。

価格はPioneerが60万ドル(約6400万円)、Sportは40万ドル(約4200万円)。返金不可のデポジット、Pioneer2万5000ドル(約265万円)、 Sport1万ドル(約106万円)を払えば予約できる。

誰でも手が出せるという価格ではないが、乗り物大好きな人はサイトだけでものぞいてみてはいかがだろうか。

PAL-V

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