もはやこれはテレビなのか?とさえ思ってしまうほど巨大なサムスンのテレビ「The Wall」が8月に販売されることになった。
・次世代パネル技術を採用
The Wallは今年初めに開かれた家電見本市で発表され、来場者を驚かせたテレビだ。146インチというインパクトのあるサイズだけではなく、機能性でも注目を集めた。
というのも、次世代パネル技術「マイクロLED」を活用していて、バックライトを使わないOLEDと同水準の美しい映像を可能にする。しかも寿命はOLEDより長いのだという。
・表示サイズは自由自在
また、The Wallはモジュール式であることも売りとしている。ここでいうモジュールとは、パーツを組み立てたり入れ替えたりするとかではなく、ディスプレイの使い方を変えられるということ。
たとえば、146インチディスプレイの中央に小さめに映像を表示したり、アスペクト比を自由に変更したりということが可能なのだ。
・一般家庭には大きすぎ
再びサイズの話に戻ると、一般に広さ6〜8畳の部屋に合うテレビが40〜42インチといわれる。55インチになると10畳以上は欲しいところだ。
それを考えると、146インチというのが途方もなく大きいことがわかるだろう。なので、これは少なくとも今の段階では一般家庭向けではない。
価格はまだ発表されていないが、かなり高価であることは間違いない。どこかの大企業や行政が購入して一般向けの施設などに設置してくれれば、私たちが目にする機会が出てくるかもしれない。
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