だから充電スピードを売りにしているモバイルバッテリーがクラウドファンディングサイトにたくさん出展されているが、今回紹介する「Orico」ほど強力な製品はなかなか見当たらないだろう。
何しろ、18Wでの充電を実現させているのだから。
・30分で50パーセント
まるで某金融企業のような名前のこのOrico、前面に掲げているのは「18W」という数字である。
18W充電がどれだけのものか。ここではiPhoneⅩを例に挙げよう。電力0パーセントの状態からOricoで充電した場合、30分後には49パーセントになる。これが5W出力のモバイルバッテリーだと、30分ではせいぜい20パーセント程度だという。
ちなみに、ワット数をこれ以上伸ばしたからといってより充電が早くなるというわけではないようだ。18Wは「適温」とも表現できる。
USB-A、Micro-B、そしてUSB-Cのポートがそれぞれ備わっている。容量は1万mAhと2万mAhの2種類。2万mAhの場合は、iPhoneⅩを5回満充電にできる。
2種類抱き合わせのデュオパックも用意
ともかく、このOricoが1台あれば当面の電力に困ることはないだろう。短時間で数十パーセントの充電が望めるというのは、やはり大きな要素である。
Oricoはクラウドファンディングサイト「Indiegogo」にて、34ドル(約3600円)からのプレオーダーを受け付けている。こちらの枠で手に入るのは2万mAh版で、1万mAh版とのセット「デュオパック」の場合は59ドル(約6250円)から。
Indiegogo