レトロな外観が特徴のコンパクト車が、まずはヨーロッパの街を走ることになる。
・前後にディスプレイ
アーバンEVコンセプトは、後部がハッチになっている3ドアモデル。どことなく同社の小型車「シティ」を思わせるデザインだ。
しかし、レトロな外観とは裏腹に先端技術をしっかりと搭載した電気自動車となっている。エクステリアで目を引くのが、フロントとリアに備えたディスプレイ。ここにメッセージなどを表示できるのだという。
また、ダッシュボードにもワイドスクリーンが設置され、バッテリーの残量など車に関するあらゆる情報やマップを映し出す。AIも搭載されていて、ドライバーの好みなどを学習して提案もするとのこと。
・居間のようなインテリア
インテリアもおしゃれだ。ダッシュボード部分を木材仕上げにしていたり、前後2つのシートがベンチタイプとなっていたり。まるで居間のソファのような、くつろげる空間を演出している。
もちろん、こうした機能やデザインはコンセプトの段階でのものであり、実車がどうなるかは未知数の部分もある。
北米と異なり、欧州では小回りのきく小型車が好まれる傾向にあり、しかもディーゼル車の廃止をいち早く決めるなど環境意識も高いマーケット。ホンダにとってアーバンEVの欧州投入は今後のEV世界展開を占うものになりそうだ。
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