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自律走行型ポッドの試験走行に世界で初めて中東ドバイが着手

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アラブ首長国連邦(UAE)を構成するドバイ首長国(Dubai)では、ドバイ交通局(RTA)と米カリフォルニア州のスタートアップ企業「NEXT Future Transportation」との提携のもと、世界で初めて、自律走行型ポッドの試験走行に着手した。

・連結や切り離しも自動化された自律走行型ポッド


「NEXT Future Transportation」が開発する自律走行型ポッドは、長さ2.87メートル、幅2.24メートル、高さ2.82メートルのほぼ立方体で、最大10人まで乗車可能。

道路に設けられた専用レーンを平均時速20キロメートルで走行し、乗客の目的地に応じて、15秒から20秒程度で、別のポッドと連結したり、連結しているポッドを切り離したりする仕組みだ。

この自律走行型ポッドは、1回の充電で3時間走行でき、6時間でフル充電できるという。

・自律走行型モビリティを活用したドバイのスマートシティ化


この自律走行型ポッドの試験走行プロジェクトは、ドバイのスマートシティ化に向けた取り組みとして、ドバイの首長で、アラブ首長国連邦の副大統領兼首相のムハンマド・ビン・ラシド氏が主導するもの。

また、ドバイのハムダン皇太子が創設した「ドバイ未来アクセラレーター(Dubai Future Accelerators)」とドバイ交通局が共同で推進する「ドバイ自動輸送戦略」では、「2030年までにドバイにおける交通手段の25%を自律走行型モビリティに転換する」との目標を掲げている。

世界初となる自律走行型ポッドの試験走行は、自律走行型モビリティを活用したドバイのスマートシティ化の第一歩としても、注目されている。(文 松岡由希子)

Roads and Transport Authority

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