その開発元Segway Roboticsから、よりスマートな移動ツールが登場した。セグウェイよりもコンパクトながらコンピューターや人工知能(AI)を搭載し、障害物を自動で避けたり、人の後を付いてきたりする「Loomo」だ
・ハンドルなし
Loomoはセグウェイと同じく二輪タイプ。ステップに足を乗せ重心移動で好きな方向に走行できるのも一緒だ。
ただ、セグウェイのようにハンドルはなく、かなりコンパクトで約65センチと大人の膝ほどの高さ。ハンドルはなくても、安定した自立走行が可能という。
ちなみにトップスピードは時速18キロ、フル充電で約35キロ走行できる。
・“頭脳”を持つロボット
また、両足の間に、“頭脳”となるコンピューターやHDカメラ、超音波センサーなどを搭載しているのもセグウェイには見られない点だ。
Intel社のRealSenseセンサーも活用し、周囲を“見て”行動する。つまり、Loomoは乗り物機能を持つロボットなのだ。
例えば、「Follow me(付いてきて)」というと言葉を理解し、障害物を自分で避けながらご主人様の後を付いてくる。Loomoのカメラの前で、両手でフレームのようなジェスチャーをすると写真も撮ってくれる。
・数量限定で14万円
マーケットに出回っているステップ式の電動二輪車とはまた違うジャンルの乗り物と言えそうなLoomoは、このほどクラウドファンディングサイトIndiegogoに登場したところ、すぐに資金調達目標額10万ドルを達成。
どちらかというと、資金を調達するというより、知名度を上げるためのキャンペーンのようだ。
予定小売価格は1799ドル(約19万円)だが、Indiegogoでは1299ドル(約14万円)〜とお得に入手できる。しかし、最安値パッケージは数量限定なので興味のある人は早めにチェックした方がよさそう。
あと1カ月ほど出資を受け付けたのち、5月には発送が始まる見込みだ。
Loomo/Indiegogo