・QRコードによる決済サービスで電気料金を支払う
エネルギーは私たちの日々の生活や経済活動に不可欠なものだが、国際エネルギー機関(IEA)によると、今もなお、世界で12億人が、エネルギーを利用できない環境にある。
そこで、ケニアのスタートアップ企業「M-KOPA」は、初期費用を抑える代わりに、1年程度、日々の電気料金を課金することで、ソーラーパネルの設置コストを回収するという収益モデルにより、これまでに、東アフリカの60万世帯以上に電力を届けてきた。
「M-KOPA」では、今後、ユーザーの決済手段として「マスターパスQR」を活用。
ユーザーは、ソーラーパネルに貼付されている「マスターパスQR」のQRコードをスマートフォンで読み込むか、これと連携するマーチャントIDを携帯電話で入力することによって、電気料金を支払う仕組みだ。
・ウガンダで実証テストを実施へ
マスタ—カードと「M-KOPA」では、「M-KOPA」の決済に「マスタ—パスQR」を導入する実証実験をウガンダで行ったのち、東アフリカの他の地域にもこれを拡大していく計画。
また、マスタ—カードでは、今後、発展途上国を対象に、水道やガスなど、他の生活インフラにも、「マスタ—パスQR」を広く展開していきたい方針だ。
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