そのScaniaブランドから、初の電気低床バスが登場した。3月中旬から、路線バスとして運用を開始する。
・1日100本運行
Scaniaは昨年夏から路上テストを行ってきていて、今回満を持しての本格運用となる。
まずは3台をスウェーデン北部の町エステルスンドの定期路線に投入。40の停留所がある長さ約15キロメートルのルートを15分おきに走る。運行本数は1日に計100本になる見込みだ。トップスピードは時速70キロメートル。
・充電わずか10分
もちろん、電気バスはScaniaが初めてではない。他メーカーのものもすでに実用化されているが、Scaniaのポイントは充電時間がわずか10分という点だ。
これは2カ所設けられた充電ステーションで、運行の合間に充電するというシステムによって実現している。他メーカーのもののように何時間も充電に費やしてその間は使えない、という事態を回避できる。
電気バスはディーゼルなどに比べ騒音が少なく、メンテが容易なので運行コストも安い。大手ブランドScaniaが実用化したことで、今後、急速的に浸透する可能性がありそうだ。
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