しかし、イスラエルで開発された「Supersmart」はそれよりももっとスピーディーに買い物を終わらせることができそう。買い物客が自身のスマホでバーコードをスキャンするだけなのだ。
・量り売りにも対応
Supersmartでは、客がアイテムをカートや買い物かごに入れるときにスマホで商品のバーコードをスキャンしていく。
量り売りのものなどは、売り場に設置されたスケールに乗せて商品名を選ぶとバーコードの紙がプリントされるので、それをスキャンすればいい。
買い物が全て終わると、出口に設置された専用ブースを通ってチェックを受ける。もしスキャンし忘れのものがあれば、スマホに「ケチャップをスキャンし忘れていませんか」などと指摘され、問題なければそのままスマホ内でクレジット清算して終了となる。
・商品のバッグ詰め不要に
Supersmartのメリットは主に2つだ。1つはレジに並ばなくてもよいこと。それから、マイバッグやマイカートを持参すれば、そこに商品を入れてそのまま清算できることだ。
つまり、レジ前の長い列に並んだり、ベルトコンベヤーに商品を置いてから今度はバッグに詰めたりといった作業がなくなるので、時間の短縮が図れる。
もちろん店側にとっても、客に快適な買い物体験を提供するとともに、人件費を抑制できるというメリットがある。
Supersmartはすでにイスラエルのスーパーチェーンで導入されていて、今後は世界展開を目指していくとのこと。スマホが浸透した先進国、なかでもスピードを求める人が多い都市部を中心に需要がありそうだ。
Supersmart