実際には、5G対応の端末が発売されるのを待って、2019年からの運用開始となる見込みで、2020年までには全米で展開する方針。
・まずは4都市で
まずは、ニューヨーク、ロサンゼルス、ダラス、ラスベガスの顧客が同社の5G通信を利用できるようになる。しかし、「最終的にはLTEと同じように、都市部だけでなく全国津々浦々まで5Gが行き渡るようにする」としている。
差し当たって600MHzの周波数から始め、今年中にはミリ波帯の整備に乗り出す。
・LAAをグレードアップ
また、免許不要の周波数帯を使ったLTE通信を可能にしているLAAをグレードアップさせるためのセルも2万5000個展開する見込み。これにより、通信の大容量化とスピードアップが図れるのだという。
もちろん5Gをめぐっては、T-Mobile以外のキャリアも着々と取り組みを進めていて、AT&Tは今年末にも次世代通信「5G Evolution」の商用開始を発表している。Verizonも実証実験を行うなど準備に余念がない。
米国、そして日本でも各キャリアが一番乗りを目指して競争がヒートアップしていて、5G時代はもう目の前にきているようだ。
T-Mobile