その学生一人ひとりのパーソナリティを重視し、″AI採用″の新たなサービスの提供を開始したのが株式会社リーディングマーク。同社では、学生一人ひとりのパーソナリティをデータで可視化し、エース社員に近いパーソナリティを持った学生と企業を結び付ける、就活支援サービス「AImeets」を開発した。
企業と学生にとってのメリットは何か。そして、同社の思いとは。代表取締役の飯田 悠司(いいだ ゆうじ)氏に話をうかがった。
「学歴フィルター」に代わる尺度
Q1:あらためて「AImeets」とはどのようなサービスでしょうか。特徴や仕組みなど教えてください。AImeetsは、学生一人ひとりのパーソナリティを「パーソナリティ分析アルゴリズム」で可視化し、企業で活躍するエース社員と近いパーソナリティを持った学生に対して、適切な求人を自動マッチングする新しい就活サービスです。
AImeetsでは今までの就職活動で重視されてきた学歴や経験ではなく、パーソナリティを重視しています。そのため、その人のバックグラウンドにかかわらず、書類選考も志望動機も不要で選考に進むことを可能にしました。
Q2:本サービスを開発しようとした″きっかけ″をお聞かせください。
リーディングマークのミッションは、「人の自己実現を支援する、新たな社会の仕組みを創る」ことです。学生に自分自身のパーソナリティを理解し、自己肯定感や自信を持って就職活動をしてほしい。そして、活躍できる企業と出会い、一人ひとりが生き生きと働ける仕事を見つけてほしい。そんな想いで、AImeetsは生まれました。
私たちは「学歴フィルター」に代わる尺度として 「パーソナリティ分析アルゴリズム」を普及させたいと思います。
目指すは「AI採用」のスタンダード
Q3:企業と学生、双方はどのようなメリットを得られると想定していますか?今まで学生の多くは自分の強みが発揮できる企業を探す方法がなく、最終的にたまたま出会い受かった企業に入社していましたが、AImeetsにより活躍できる可能性が高い会社を見つけ、出会えるようになります。
また、多くの企業は自社で活躍する人材を採用したいが、学歴以外に能力を測る尺度が無く、長年「学歴フィルター」を用い続けてきました。しかし、AImeetsにより将来自社で活躍するパーソナリティを持った学生に出会えるようになります。
Q4:リリース発表後の反響はいかがでしょうか。合わせて今後の展開を教えてください。
企業人事、就活生だけではなく、幅広い業界から反響があり、AI採用への関心の高さが伺えました。こういった皆様の期待に応えるべく、今後はマッチング結果を元に、アルゴリズムを向上させ、AI採用のスタンダードを目指します。
そのためにも「AImeets」の基盤となる「パーソナリティ分析アルゴリズム」で、学歴フィルター、職歴フィルターに代わる尺度を作り、新たな就職活動の仕組みを創り上げ、多くの人の自己実現を支援していきます。
3月中旬よりサービス開始予定で、その先行登録をすでにスタート。企業と学生の新たな切り口での出会いを創り出す「AImeets」は、双方の将来への可能性を大きく広げることにつながりそうだ。
(取材・文 onokeita)
AImeets(アイミーツ)