大手航空会社デルタ航空や航空機メーカーAirbus、携帯電話事業のSprint、衛星通信会社OneWeb、電気通信事業のAirtelは26日、共同で機内ブロードバンドサービスを開発・提供してくと発表した。
・超高画質映像もスムースに
5社は「Seamless Air Alliance」を結成。5G通信など衛星を用いた大容量通信を機内でシームレスに使えるようにすることを目指す。
5Gは次世代の通信方式で、速度が今よりも10倍ほど速くなり、4Kや8Kといった超高画質映像をスムースに鑑賞できる。地上での5Gをめぐってはすでに各国で実用化する動きがあり、日本では2020年にサービス開始が見込まれる。
その高速通信を空の上でも快適に利用できるようにしよう、というのがSeamless Air Allianceの試みだ。
・コストダウンも視野
しかも同Allianceのサービスでは、接続までのプロセスを今より簡素化することも視野に入れている。具体的には、クレジットカードの情報を入力したり、端末を認証したりすることなくネットにアクセスできるようにする。
また、Allianceを5社に限定せずに他の携帯電話事業会社などにも門戸を広げることで、サービスのコストダウンを図りたい考え。
地上、機上関係なく超高速通信で快適にネットを使う。そんな時代はもう間もなくのようだ。
Seamless Air Alliance