Googleは、年内に対応言語を現在の8言語から30言語超へと増やし、しかも同時に多言語をサポートするようになる、と発表した。
・30言語で95%カバー
現在、Googleアシスタントは英語や日本語、フランス語、ドイツ語など8言語で利用できる。「オーケー、グーグル」などと話しかけて、「○○までの道順を教えて」「△△に電話をかけて」などと言えば実行してくれる。実に忠実な秘書だ。
この秘書、8言語からいっきに30言語超へとマルチスピーカーとなる。まず、今後数カ月以内にデンマーク語、オランダ語、ヒンディー語、インドネシア語、ノルウェー語、スウェーデン語、タイ語に対応する。
Googleによると、30言語で世界中で使用されているAndroid携帯の95%をカバーできるのだという。
・切り替えなしで複数言語対応
また、現在のところ、このアシスタント機能を使うには、最初に一つの言語を選ぶ必要がある。日本語ユーザーなら日本語を、英語ユーザーなら英語を、という具合だ。
しかし、今後は同時に複数言語に対応するようになる。なので、仕事で英語を、家庭では日本語を使うという人がいちいち設定を変えることなく、どの言語で話しかけても作動するのだ。
この機能は今年後半にも展開する予定で、最初に英語、フランス語、ドイツ語で始め、順次言語を増やしていくとのこと。
同じAIアシスタントとしては、AmazonのAlexa、AppleのSiriがあるが、Alexaは英語、日本語、ドイツ語のみの対応。Siriはもう少し多いがそれでも約20言語。
世界の多くのひとがアシスタント機能の利便性を享受できる、という意味ではGoogleが一歩抜きん出ることになりそうだ。
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