そんな潮流に合わせて、子どもでも簡単に学べるプログラミングツールは多く出回っている。今回紹介する「Robobo」はスマホをロボットに変えられる可愛らしいアイテムだ。
・Roboboベースが体、スマホが脳
Roboboそのものはタイヤのついた単なるスマホスタンドだ。なぜなら、最近のスマホにはカメラ、ジャイロスコープや加速度計など、ロボットに必要な高品質なパーツ類がすでに搭載されているものが多いからだ。
つまり、Roboboはロボットのビジュアルと動力を担ってくれるのみ。Roboboが音を認識して動きを変えたり、物を認識して追いかけたり、ユーザーの顔を見分けられたり、自分で組んだプログラミングに合わせていろいろなタスクをこなすことが可能だ。
Roboboは表情を変えながら言葉を発してくれるので、少しずつ愛着も湧いてくるはず。
・ブロックでプログラムを組むことも
プログラミング経験者はROS(ロボットオペレーティングシステム)でガリガリとコードを書いていくこともできるが、初級者向けにブロック状のタスクを並べてプログラムを組むことも可能だ。
子どもはこちらを通してプログラミングの基本的な仕組みを理解することになるだろう。スマホ側のアプリはiOS/Androidともに対応している。
Roboboの一般向けモデルは、Kickstarterにて345ユーロ(約4万5300円)から出資注文することができる。残念ながら日本への発送には対応していないようだが、今後このような子ども向けのプログラミング教育ツールは日本でもますます増えていくのではないだろうか。
執筆:Doga
Robobo/Kickstarter