ニューヨークを訪れる旅行者のみならず、地元住民からも、ポジティブな反響を呼んでいる。
・オンデマンドで手荷物をピックアップ
「My Bag Check」は、オンデマンド型配車サービス「Uber」などと同様、スマートフォンの専用アプリを通じて、荷物を引き取ってくれるドライバーを呼ぶというシンプルな仕組みだ。
具体的な手順としては、専用スマホアプリで「Create Order」ボタンをクリックした後、スマートフォンのGPS機能による位置情報を利用するか、住所を入力して、荷物の引き取り場所を指定するとともに、引き取りの日時を設定。
さらに、形状や大きさなど、荷物の詳細について入力し、その配達場所を指定すれば、ドライバーが手荷物を受け取りにくるという流れとなっている。
「My Bag Check」は、現在、ニューヨークのみを対象に、ベータ版として運営中。
利用料金は、エリアによって、マンハッタン区で30ドル(約3200円)、ブルックリン区やクイーンズ区、ブロンクス区で40ドル(約4200円)と設定され、24時間超の一時預かりには、1日あたり2ドル(約214円)が加算される。
・日本の旅行者にもニーズがありそう
日本政府観光局(JNTO)によると、2017年の訪日外客数は前年比19.3%増の2869万1000人で、統計を取り始めた1964年以降、最多となった。
近年、日本の都市部でも、大きなスーツケースやキャリーバッグとともに移動する旅行者の姿を見かけることは珍しくない。
「My Bag Check」のようなオンデマンド型の手荷物デリバリーサービスは、日本で身軽な旅を楽しみたい旅行者たちにもニーズがありそうだ。(文 松岡由希子)
My Bag Check