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Start Up ビール樽の残量がリアルタイムでわかる、IoTを活用した在庫管理システム「BruVue」

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ビール樽の残量がリアルタイムでわかる、IoTを活用した在庫管理システム「BruVue」

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米ノースカロライナ州で2016年に創設された「BruVue(ブリュービュー)」は、IoT(モノのインターネット)を活用した飲料向け在庫管理システムだ。

ビール業界にイノベーションをもたらす起業家らを表彰する、蘭ビール醸造会社ハイネケン(Heineken)の「Innovators Brewhouse」を受賞したことでも話題となっている。

・専用センサーでビール樽の状況をリアルタイムで可視化


「BruVue」は、ビールサーバーの栓に専用センサーを取り付け、スマホアプリと連携させることで、ビール樽の残量レベルなどがリアルタイムでわかる仕組み。

ビアバーなどの飲食店では、スマートフォン上でリアルタイムに樽の在庫状況が確認でき、飲食店にビールを販売する卸売業者は、販売先の在庫状況をリアルタイムで把握し、ジャスト・イン・タイム方式で必要な商品を届けることができる。

また、センサーが収集し、クラウド上に保存されたデータを解析することによって、売れ筋の銘柄などが客観的にわかるのも利点だ。なお、「BruVue」は、樽あたり月額10ドル(約1070円)から利用できる。

・ビール市場は今後さらに成長へ


インドの市場調査会社「Mordor Intelligence」によると、ビールは、世界のアルコール飲料市場全体の74.58%を占め、2015年時点で5200億ドル(約55兆6400万円)に相当。

小規模な醸造所で職人がつくるクラフトビールや輸入ビールなど、高価格なビールへの需要が高まっていることから、ビール市場は、2018年から2023年までに5年間で年平均6.2%のペースで成長し、2023年までには7580億ドル(約81兆1000万円)に達すると見込まれている。

「BruVue」では、このようなビール市場のさらなる成長を見込み、米国のみならず、世界レベルで展開していきたい方針だ。

BruVue

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