ホッカイロではなく、今回紹介するのはバッテリーで暖かさをキープするヒートジャケット「Mercury」。着ている人の体温に合わせて温度が自動調整されるというものだ。
スマホでマニュアル設定もできるようになっていて、その際、搭載する人工知能(AI)が着ている人の好みを学習するようになっているのだという。
・理想温度を“学習”
ホッカイロを腰や背中に貼り付けて、「熱っ!」となった経験はないだろうか。Mercuryならそんなことはない。体温センサーや加速度計がビルトインされていて、ユーザーの体温や動きに合わせて温度が自動調整されるからだ。
また、人によって寒さの感じ方は異なるが、Mercuryの温度設定はスマホアプリでもできる。何回も使ううちに、機械学習でユーザーの好みを習得し、「理想の温度」をキープするようになるのだという。
・スマホの無線充電も
Mercuryの素材はポリエステルとポリウレタンで、ウォータープルーフ。そしてジャケットの中には10000mAhものバッテリーを搭載している。
ちなみに、ポケットのひとつがワイヤレス充電に対応していて、そこにスマホを入れるだけでチャージできる。また、Alexaにも対応し、「ジャケットをオンにして」と話しかけて操作できるのもひねりがきいている。
米国ボストンのアパレルメーカー「Ministry of Supply」が手がけたこのジャケット、現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中だ。
すでに目標額は達成し、商品化はほぼ確実な情勢。今なら280ドル(約3万円)〜となっていて、世界どこにでも無料で発送してくれる(ただし、米国外への発送にはバッテリーは含まない)。
出資は3月23日まで受け付け、今年11月にも発送が始まる見込み。
Mercury Jacket/Kickstarter