そこに新たに「Uber Express Pool」が加わる。乗車の前後に多少歩くがPoolより低価格で目的地に着けるというもの。まずは米国内での展開となる。
・Poolの半額程度に
Xは流しのタクシーと同じように車を独占して目的地に直行できる。一方、Poolはいわゆる相乗りで、Xより安い料金で利用できるというメリットがある反面、同じ方向に向かう他人同士での利用になるので客を乗せたり降ろしたりで到着時間が読めない。
そこで、Uberが試験的に昨年11月からサンフランシスコで展開していたのがその2つのいいとこ取りをしているExpress Poolなのだ。
Express Poolでは、乗降場所は基本的に大通りの車を停めやすい場所となる。乗降場所までのちょっとした距離は自分で歩くことになるのだが、料金がPoolの半額程度というのは大きな魅力だ。
歩きたくないという人は、これまで通りXかPoolを利用すればいいわけで、選択肢が増えることに反対する利用者はそういないだろう。
・ドライバーにもメリット
また、このサービス、運転手にとってもメリットがある。細い路地に入って客を拾ったり降ろしたりするより効率的に“営業”できるのだ。
まさにウィンウィンのこのサービス、まずはワシントンD.C、ロサンゼルス、マイアミ、フィラデルフィア、サンディエゴ、デンバーで展開され、数カ月以内に全米で利用できるようになる見込み。その先に日本などでの展開がみえてくると期待したい。
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