ヴァージングループから出資を受けているVirgin Hyperloop Oneがインドの地元政府と建設について合意し、5〜7年以内に建設が始まる見通しだ。
・年間1億5000万人の利用
建設するのは、インドのムンバイとプネを結ぶ約150キロメートルのルートで、ナビムンバイ国際空港を経由する。現在は車で3時間かかるが、ハイパーループならわずか25分に短縮される。
同ルートについては、すでにプレ実現可能性調査が終了していて、それによるとこの2都市には2600万人が居住し、開通すれば年間1億5000万人の利用が見込まれるという。
また、住民の利便性に加え、車の利用を抑制できることから環境への負荷を減らし経済効果も期待できるとのこと。
・2〜3年以内に試験トラック
今後のスケジュールとしては、さらに調査を進めて2〜3年以内に試験トラックを建設し、5〜7年以内に正規トラックの建設を始める予定。
今回の建設合意について、ヴァージングループのリチャード・ブランソン会長は「20世紀に鉄道がもたらしたインパクトを、ハイパーループが21世紀にもたらす。ハイパーループ導入でインドは交通輸送の分野で世界のパイオニアとなる」とコメントしている。
Virgin Hyperloop One