消費者が利用するには、まずアカウントを作成し顔認証に使う顔写真やクレジットカードなどの決済情報を登録する必要がある。すると、スーパーやブティックなどの小売店等のレジで清算する際に、設置されたタブレットで顔認証による本人確認をしてからユーザーはOKのボタンをタップするだけで支払いが済ませられる。気になるのは、顔認証システムの精度や情報のセキュリティだが、同社によると“軍事レベル”のアルゴリズムで本人確認を行うという。
利用に先立ち、ユーザーは生活の拠点となる“ホームエリア”を設定する。このサービスを使ったパイロットプログラムをヘルシンキで展開するにあたって、Uniqulはユーザーの“ホームエリア”からの距離に応じた使用料金を設定している。ホームから1—2キロの場合は0.99ユーロ、街中や郊外では2.99ユーロ、それ以外の場所では6.99ユーロとなっている。
最近では現金での支払いに代わって電子マネーやクレジットカードを使うシーンが増えてきているが、財布を持ち出す行為そのものも少なくなる時代がそこまできているのかもしれない。
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