肌に貼り付けることで、心拍などのバイタルサインをリアルタイムに表示することができるというもので、医療・健康管理分野での活用を見込んでいる。
・データの送信も
このフィルムは伸縮するゴム製で、厚さはわずか1ミリメートル。その中に16×24列のLEDライトや伸縮するワイヤを埋め込んでいる。このLEDライトがディスプレイとなる。
フィルムにセンサーを内蔵することで、心拍や心電図の波形などをリアルタイムにディスプレイに表示する仕組みだ。ワイヤレス通信モジュールも組み込んで、スマホやクラウドへのデータ送信も可能となっている。
・3年以内の実用化視野
日本はすでに高齢化社会となっているが、年老いた人にとって健康管理機器の扱いは簡単ではない。扱いが簡単で、情報が一目でわかるものが必要とされており、このディスプレイはそうしたニーズに応えるものにと開発された。
究極のウェアラブルともいえるこのフィルム、今後はディスプレイの拡大など改良を図り、3年以内の実用化を視野に入れている。
University of Tokyo public release