そこに新たな魅力が加わる。なんと、専用パッドを使えばワイヤレス充電が可能になるというのだ。
・クアルコム社の技術活用
カナダ・バンクーバーのスタートアップElectra Meccanicaが開発を手がけるSOLOは、正面からの外観は普通の乗用車のようだが、後部がすぼんだデザインで、運転者1人しか乗れないコンパクトな三輪EVだ。
17.3kWhのリチウムイオン電池を搭載し、他のEV同様にプラグをつなげて充電する仕様として当初発表された。しかし、このほどクアルコム社のワイヤレス充電システムHaloを採用することが明らかにされた。
・電磁誘導で充電
このワイヤレス充電では、専用のパッドをガレージなどに埋め込み、またレシーバーを車に取り付ける必要がある。パッドからレシーバーへと電磁誘導で電流を流してバッテリーを充電する仕組みだ。
なので、パッド上に駐車するだけで、使用後にケーブルをコンセントにつなげるという手間から解放される。
電磁誘導を使ってEVを充電するという技術の採用はSOLOが初めてではなく、メルセデスやアウディといった大手ブランドも取り組んでいる。今後、公共スペースに充電パッドが設置されるようになれば、一気に利便性が高まる可能性も秘めている。
SOLOは現在、1万5500ドル(約165万円)で予約を受け付け中。年内にも発売される見込みだ。
Electra Meccanica