扱うチケットの主なジャンルはスポーツ、コンサート、そしてシアター。例えばTicketbisの英国バージョンのサイトを見ると、ビリー・ジョエルのコンサートやマンチェスター・シティVSマンチェスター・ユナイテッドの試合チケットの売買がある。扱っているチケットは世界各国で100万枚超。入手できなかったチケットを求めたり、あるいは行けなくなってしまったイベントのチケットを売ったりすることができる。Ticketbisの今年上半期の売り上げは1800万ドルで、これは昨年1年間の1500万ドルをすでに超えている。サービス開始以来、チケット15万枚の購入があり、利用したユーザー数は600万人という。
今回の増資で、2010年の設立以来、調達した資金はトータルで720万ドルとなる。CEOによると、ベンチャーキャピタルからのアプローチもあったが、独立性という観点からプライベート投資家からの資金受け入れを決めた。スペインでは5年以上続くスタートアップはわずか2%。これは、資金調達の難しさによるところが大きく、そうした意味でTicketbisは有望視されているスタートアップと言ってもいいだろう。もっとも、この業界、競争が激しく、同業他社としてはViagogo、Seatwave、Stubhub、Getmeinなどがある。
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