しかし今回紹介するのはなんと、空と水中の両方を自由に動くことができるタイプ。ノースカロライナ州立大学が開発中の「EagleRay」だ。
・空からダイブも
EagleRayはプロペラ飛行機のミニチュア版といったデザイン。全長140センチメートル、長めの主翼に水平尾翼と垂直尾翼、そして鼻先にプロペラを備える。
何の変哲もなさそうだが翼とプロペラは水陸両用で、これらをフル活用して、空を舞っていたかと思うと着水して、さらに潜るという芸当をしてみせる。
・ソナーで生物の場所を探知
しかも、このドローンは水中音波装置も搭載していて、生物の居場所を感知してそこに素早く移動するということもできるのだという。
想像のついた読者もいるかと思うが、EagleRayは生物観察などでの使用を想定している。開発チームによると、たとえばイルカが水面をジャンプする時は空から、水中に潜って餌を食べるシーンは水中から撮影する、という使い方ができるとしている。
現在はまだコントローラーの改良などを重ねている段階とのことだが、空と水中をシームレスに撮影した映像が当たり前のように観られる日はそう遠くないのかもしれない。
EagleRay/NC State University
https://youtu.be/Aw01NnG9hu0