iPadに使うスマートペン「SonarPen」である。
この製品は、自前のバッテリーを内蔵しない。それ故に製造コストが抑えられているということらしい。
Kickstarterのキャンペーンページでも「世界で最も手頃な価格のスマートペン」ということを前面に押し出している。
・イヤホンジャックから電力供給
バッテリーを持たず、どのようにして電力を供給しているのか。
その答えは簡単。iPadのイヤホンジャックから電力を持ってくるのだ。
つまりは有線式のスマートペンであるが、その描写力はBluetooth接続型の製品にも劣らないとしている。SonarPenを使って絵を描いている動画もあるが、細かい線もちゃんと表現している。
使用するiPadの種類は問わない。ProからMiniまで対応する。開発者は「Works on all iPads」と宣言している。
有線式だからケーブルが絡まってしまう心配もあるが、そこはペン本体にケーブルを縦に巻けるよう設計が施されている。さらに、そのペンをiPadに設置するためのマグネットホルダーも用意されている。
・「コーヒー5杯分」の価格
「SonarPen1本の値段はコーヒー5杯分と同等」と、開発者は謳っている。
Kickstarterでのプレオーダー価格は117香港ドル。日本円では約1600円だ。有名喫茶チェーン店で飲むコーヒーが320円と考えれば、確かに5杯分である。
しかし、この117香港ドルの枠は埋まってしまった。筆者がこの記事を手がけている2月14日現在は、195香港ドル(約2700円)でのプレオーダーを受け付けている。配送は6月から。
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