韓国LGは、スペイン・バルセロナで今月末に始まるモバイル・ワールド・コングレス 2018で、同社のハイエンドスマホ「V30」新モデルを発表する。人工知能を活用し、被写体を自動で分析して最適な撮影設定を提案する機能を搭載している。
・全要素を考慮
Vision AIと呼ぶこの新機能、すでに搭載されているデュアルレンズなどのハイスペックな撮影性能をさらにスマートにする。
具体的には、被写体を分析し、アングルや色、反射、バックライトなどすべての要素を勘案してベストショットにするための設定を提案してくれるのだ。
たとえば、パスタの写真を撮るとしよう。カメラを向けるとVision AIは被写体が食べ物であることを認識し、美味しそうに写るよう、温かみのある色が出るようにするなどしてくれる。
食べ物以外にもポートレート、ペット、風景、都市、花、朝日、夕日の計8つのモードが用意されていて、それぞれのベストショットを引き出す。
・音声操作にも対応
また、カメラを音声で操作できる機能も加えた。Googleの音声アシストを活用し、「ワイドアングルで撮って」「マニュアルモードでカメラを立ち上げて」などと命令できる。
さらに、撮影だけでなく、Vision AIはショッピングにも活用できるとのこと。気になる服などにカメラを向けると自動的にQRコードを読み込み、その服がどこの店で購入できるかを検索してくれる。
スマホはもう単なるコミュニケーションツールではなく、賢さが求められる時代のようだ。
LG