だれも、このウェアラブルデバイスが医療機器だとは思いもしないだろう。そう、Embraceは医療目的のデバイスで、なんと心臓発作を感知するのだ。
このほど米国食品医薬品局(FDA)に、医療機器として認められた。
・皮膚電気活動をモニター
Embraceには3軸加速度計、ジャイロスコープ、温度センサーなどが内蔵されていて、フィットネストラッカーのように活動量を計測したり、睡眠をモニターしたりすることができる。
ただそれで終わらないのがEmbrace。EDA(皮膚電気活動)センサーで心臓発作のシグナルをキャッチできるのだ。
・発作アラートを家族に
EmbraceはスマホとBluetoothで連携し、心臓発作の予兆を感知したら、あらかじめ登録しておいた人にアラートが送られる仕組みになっている。
なので、心臓に持病を抱えている人と家族にとっては、万一の事態を防ぐのに心強い存在となる。
ちなみに、Embraceは防水加工されていて水泳やシャワー時にも装着でき、通常は時刻表示して時計として使えるようになっている。価格は249ドル(約2万7000円)。
Empatica