その様子を収めた動画をみると、自動操縦で安定した飛行を行なっており、実用化はそう遠くないと思わせる。
・実使用に近いテスト
先日取り上げたエアバスのVahanaのテストフライトはわずか53秒と短く、しかも垂直に高度5メートルまで上がり、着陸するというものだった。
しかし、今回のEhangのテストフライトは、ホバリングして方向転換したり、あたりを周回したりとかなり実使用に近い形態で行われている。
しかもEhangのCEOをはじめ、スタッフ、運輸当局の人などさまざまな人が乗り込んでいて、乗車体験もなかなか快適そうだ。
・最高速度は時速130キロ
Ehangによると、使われた機体「Ehang 184」のトップスピードは時速130キロ。クルージングのスピードであれば、フル充電で25分間の飛行が可能とのこと。
また、霧の深い中や、台風並みの強風が吹く状況でも安全に飛行することができる、としている。
Ehangはすでに米国ネバダ州、アラブ首長国連邦・ドバイの運輸当局とテスト飛行の実施について合意している。実施時期は未定ながら、そうしたところでのテスト飛行をクリアすれば実用化が見えてきそうだ。
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