色鮮やかな映像を映し出すことができ、それでいて映像部分以外は透明なので向こう側が透けて見えるという未来感のあるサイネージだ。
・宙に映像が浮かぶ!?
OLEDのパネルはもはや珍しいものではないし、LGは昨年、透明で折り曲げ可能なOLEDディスプレイを発表している。
しかし今回は、フレームなしの55インチとさらに進化した。ベース部分こそどっしりと構えているものの、見た感じはまるでただのガラス板のよう。そこに映像が表示されるので、空中に映像が浮かんでいるように見える。
そもそもOLEDディスプレイは自発光なので色鮮やかな表示となるのが特徴。LGは小売店やアートギャラリーなどでの活用を見込んでいる。
・壁と一体化するスクリーンも
また、ブース内ではOLEDビデオウォールと呼ぶスクリーンも展示している。こちらは0.6ミリという薄さが売り。ベゼル部分も少なく、スクリーンが壁とほぼ一体化する。
こちらは、企業の広告、特にハイエンドなファッションや美容関係の商品の宣伝での使用を想定しているとのこと。
ディスプレイという箱物の存在を消して、コンテンツだけを浮かび上がらせるというのが、ディスプレイの今後の方向性なのかもしれない。
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