エアバス社の「A319neo」に対抗するモデルで、航続距離は7130キロメートル。従来の737-700型機に比べ1座席あたりの燃料コストを18%も抑制している。
数週間以内にテストフライトを開始し、2019年にも運用される見通しだ。
・効率的に遠くへ
エアバスもボーイングも最近は短・中距離用の航空機の開発に余念がない。高度な航空機システムを導入し、燃費効率の向上なども図られている。
今回の737 MAX 7にも最先端のテクノロジーが盛り込まれている。燃料消費率を改善したエンジンを搭載し、ウィングのデザインも空気抵抗を少なくできるよう改良。航続距離をのばしつつ燃料コストを抑えている。
ボーイング社によると、737 MAX 7はA319neoよりも12人多い乗客172人を運ぶことができ、航続距離は400マイル(約644キロメートル)長い。そして1座席あたりの燃料コストは7%少ないのだという。
・路線設計を柔軟に
航空会社にとっては、燃費がいいのはもちろん大歓迎。加えて、航続距離が伸びるのも大きな魅力だ。というのも、遠くの都市へと乗客を運ぶことが可能になるので、柔軟に路線設計できる。
737 MAX 7はまずはサウスウェスト航空で2019年から使用される見込み。日本の航空会社でも今後、同機を導入する動きが出てきてもおかしくなさそうだ。
Boeing