今回紹介する「NOMAD」はタンクすら不要になるエアーコンプレッサーだ。そう、小型化どころか、タンクすら背負う必要がないということなのだ。
・水中に浮かべて酸素を送り込む
NOMADは水中に浮かべて使うエアーコンプレッサーだ。約12メートルほどのチューブが繋がっており、空気中の酸素を水中のダイバーに直接送り込みんでくれるため、タンクを背負わなくてすむ点が魅力だ。
それにより、身にまとうBCDジャケットも小型化できるため、通常よりのびのびとダイビングを楽しめる。ただ、チューブが直接水面と繋がっているので、浮遊する海藻や、入り組んだ岩場には注意が必要だろう。ちなみに、バッテリー駆動時間は1時間ほどだ。
・もち運びも簡単
NOMADの魅力はそのもち運びやすさにもある。使っていないときは、エアーバッグは本体の内側に収まるようになっており、ホースも本体側面にぐるぐると巻きつけておくことができる。
重さは最終的に8.6kgほどになる予定のようで、背負ってもち運ぶことができる仕様となっている。本気でダイビングを楽しむ人向けというよりは「ちょっと近くの海で泳いでくる」程度の使い方が理想なのかもしれない。
なお、NOMADは現在Kickstarterにてキャンペーンを実施しており、1セット999ドル(約10万9220円)で出資注文することができる。残念ながら日本への発送には対応していないのだが、ちょっと使ってみたいと思うのはきっと私だけではないはず。
執筆:Doga
NOMAD/Kickstarter